私たちの仕事Job
”墨出し”とは
墨出し工事は、建設業の中でも特殊な仕事です。
建物を作るにあたり、更地の状態から建物が完成するまで、ほとんどの作業に関わります。
建築の仕事というと、「力仕事」を連想されるかもしれませんが、皆さんがイメージされているような、建築の仕事とは異なり、重いものを運んだり、大きな機械を操作するようなことはありません。
私たちの仕事は、簡単にいうと工事に必要な線や位置を、設計図を見ながら地面・柱・壁などに正しく書き出していく仕事です。一見、簡単そうな仕事ですが、この仕事には設計図通りの正しい精度の高い位置出しが要求されます。
なぜなら、ほんの少しでも書き出し位置を間違えてしまったり、数ミリ単位でも誤差が生じると建築物全体に影響が出てしまうからです。
建築物が正しい間取りでまっすぐに建つためには、私たちの仕事が必要不可欠なのです。
重要な役割なだけに、品質や精度を求められる仕事ですが、その分面白さや達成感・充実感のあるとてもやりがいのある仕事です。
群馬県はもちろん、栃木・埼玉・千葉・東京といった関東圏内の、工場や商業施設、高層ビル、役場、教育機関、医療機関、空港、ショッピングモールなど、様々な建築物の墨出し工事を行っていますので、皆さんが行かれたことのある建築物も、もしかしたら当社が携わっているかもしれませんね。
動画で観る墨出し工事！
使用する器具と現場の様子
入社後は現場に入る前に、事務所で2週間ほどの研修を行い、設計図の見方、現場で実際に使用する機械の名称・使い方をレクチャーします。
建築関係の仕事が未経験の方でもご安心ください。当社で働く社員の中にも、未経験で入社した者も在籍しています。特別な資格や免許も必要ありません。
高卒（中卒）の方でも、やる気さえあればできる仕事です。
各現場では基本2人1組で担当します。
工事が始まると、更地の状態から墨出し工事の出番です。設計図を確認しながら実寸大の基準線を地面・柱・壁に書き出します。私たちが書き出した基準線に合わせて、各現場の職人たちが杭を打ち込んだり、コンクリートを流したりと建築作業が行われます。
全く同じ建築物は存在しませんので、”書き出す”といっても建築物によって書き出し位置は異なり、毎回違う仕事ができることも墨出しの面白いところです。
当社には、30〜60代の社員が在籍しています。年齢関係なく仲がよく、年に1〜２回ほど会社のイベントとしてBBQをしたり忘年会をしています。（2021〜2022年はコロナの関係で自粛）
事務所は群馬県太田市にありますが、現場には直行直帰なので、ほとんどの社員が栃木や千葉など群馬県外に住んでいます。
建築物によっては個人のスキル・能力を見て現場を割り振ることもありますが、たいていは住んでいる場所を考慮して担当を決めています。
群馬県外の方でも、墨出しに興味があれば大歓迎です。
